フランス王とローマ教皇庁の関係が緊迫した14世紀に法王庁がローマからアヴィニョンに移され、その後約100年にわたって教皇時代が続いたことから、この地は「Chateauneuf-du-Pape=法王の新しい城」と呼ばれるようになりました。
シャトーヌフ・デュ・パプは、石だらけの台地に、公認された十数種の葡萄が育てられています。暑さの厳しい地域でもあり、太陽熱を含んだ小石の幅射熱の為、夜になっても暖かいその畑からは、深い暗紅色のアルコール度の高い、果実味豊かな長命なワインが生み出されます。
マイヤールは、ワイン商だった父親のもとで修行。20年後、ビオ農法に近づいたことで、より凝縮したピュアなワインを造ることに成功。2012年からはコンサルタントにフィリップ・カンビを迎えています。
主に粘土質土壌からなる43haのマイヤールのブドウの平均樹齢は45年。クロ・デュ・カルヴェイル地区の厳選区画から造られます。ぶどうはすべて手摘みで収穫、グラヴィティ・フローによる自然の重力で優しいワイン造りを目指しています。
フレッシュで溌剌さもありつつ、シャトー・ヌフ・デュ・パプの重厚感とエレガンスさもあるバランスのとれた味わいです。
ブドウ品種:グルナッシュ80%、シラー10%、サンソー10%