クロード・デュガは、ジュヴレ村で6世代に亘り家族経営でワインを生産する歴史あるドメーヌで、1977年から先代モーリスが自家元詰を始め、クロード・デュガの名の下で詰め始めたのは1991年からです。1993ヴィンテージでパーカーポイント100点を叩き出し、その実力を世に知らしめました。デュガが作るワインは、生産量が極めて限られるため希少価値が高く、カルト的な人気を誇ります。
現在は長男のベルトランが中心となり、父クロードと長女レティシア、次女ジャンヌと共にワインを作っています。
デュガのワインが持つ力強さと卓越したストラクチャーは、植樹密度からきています。1ヘクタールあたり1万株程の植樹密度で、痩せた土壌から養分を得るために葡萄樹は地下深くまで根を張るため、土壌の石灰濃度が上がり、果実味が濃縮された粒の小さな実を付けます。ピノ・ノワールが持つエレガンス、繊細なフィネス、力強いストラクチャーを兼ね備えた卓越したグラン・ヴァンに仕上がります。
「ジュヴレ シャンベルタン プルミエ クリュ」は、クレピヨとペリエールの畑(総面積:0.35ha)の葡萄を50%ずつブレンド。醸造は100%のバリックで18カ月間熟成。
2017年のジュヴレ・シャンベルタン・プルミエ・クリュは、フローラルでエレガントな溌剌としたブーケを湛え、砕いた苺や火打石の香りが弾けるように豊かに香り立つ。味わいはしなやかでいて、重量感のあるふくよかなボディ。粒子の細やかな酸を湛えた非常によく調和のとれた味わい。味わいに膨らみを持たせるために2〜3年ほど寝かせると良い。(ヴィノスVinous.comより転用)
パーカーポイント91-92点