ドメーヌの創設は1880年。初代シモン・ビーズがわずかばかりのブドウ畑を耕作して始めました。1950年に孫の3代目シモンがドメーヌを継承すると、ブドウ栽培のみならずドメーヌ元詰めを決意。ドメーヌ・シモン・ビーズのワインは高く評価され、レストランのシェフやソムリエ、さらにワイン愛好家の間で広まりました。
3代目シモンの息子パトリックが1972年にドメーヌを引き継いだ後、ドメーヌの名声をさらに高めると同時に、ブドウ畑を大きく拡張しました。1998年、パトリックは日本人女性の千砂さんと結婚するも、2013年に61歳の若さで他界しました。ドメーヌの後を引き継ぐ千砂さんは、2008年よりビオディナミ農法を採用しています。
こちらの一級畑レ・マルコネは、ボーヌとの境に位置しています。砂利質土壌の畑から生み出されるワインは、堅牢なスタイルが特徴。熟成により複雑なテロワールの要素が現れてきます。特級畑にも匹敵すると言われている、秀逸なプルミエ・クリュです。
ブラックチェリーや西洋スグリなど果実のアロマに、スミレやバラのフローラルの香りが広がります。口当たりはシルキーながら、豊かな果実味と緻密なタンニンを感じます。
ブドウ品種:ピノノワール100%
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