アンヌ・グロは、ブルゴーニュの名門一族グロ・ファミリーの中で、今最も注目を浴びている生産者です。グロ・ファミリーは1804年のアルフォンス・グロの誕生から始まり、4代目のルイ・グロが今日のグロ・ファミリーの礎を築きました。現在はその子供の内2人の息子ジャン・グロとフランソワ・グロのそれぞれの子供がドメーヌを引き継いでいます。フランソワ・グロが娘アンヌにドメーヌを譲渡し、ドメーヌ・アンヌ・グロが誕生しました。アンヌは、1988年で22歳という若さで父からドメーヌを引き継ぎました。ワインのスタイルは1990年代中盤までは非常に力強く、パワフルなスタイルでしたが、1990年代後半から非常にエレガントなスタイルに変化しています。
ヴォーヌロマネ西側に位置するコンコール村の標高400mの南東向き斜面。リシュブールやクロ・パラントゥから300mしか離れていないわずか0.73haの区画です。樹齢20年。
ラズベリー、プラム、ブラックチェリー、スミレに加えて皮革のアロマ。甘くてスムーズな口あたりで、わずかに感じる薬用ハーブのニュアンスと肉付きの良さが見事に調和。フィニッシュに感じるタンニンは柔らかく官能的。このアペラシオンとしては比較的リッチでフルボディな味わいです。
ブドウ品種:ピノノワール
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