シャトー・ラマルティーヌは、長い伝統をもつ生産者で、現在はアラン・ゲローがワイン造りをしています。所有する畑は当初5haでしたが現在は32haに増えています。ロット河を臨むカオールの畑は平地と3段のテラス状になっていて、高い位置の畑ほどたくましいワインができるそうですが、所有する畑の内18haがその最上段に位置しています。畑は減農薬栽培、リュット・レゾネ以上のケアをしています。化学農薬を使用する必要がありません。
「土壌を大切にし、テロワールを尊重すると、何も必要ないし、それで充分良いワインが出来ます。」出来る限り自然な状態で瓶詰めしたいので、基本的にはコラージュなし、少しだけフィルターをかけています。ワイン造りは伝統的に行っていますが、約100個のフランス産オーク樽の並ぶセラーは空調が完備されています。
シャトー・ラマルティーヌのプレステージワイン。35日間醸しを行います。発酵の終わりには、ピジャージュとミクロ・オキシジェナシオンを行います。熟成は、トロンセの新樽100%で20ヶ月間行います。樹齢40〜50年。
黒色に限りなく近い濃い赤色、はっきりとした新樽からのバニラの魅力的な香り、口に含むととても濃く、しっかりしたタンニンが感じられます。