フォントディはキャンティクラシコの中心に位置していて、まさにパンザノの町の南側にある村です。そして円形劇場の形のため、コンカドーロ(金の貝殻)と呼ばれています。卓越した個性のある「テロワール」は高い標高、石灰、粘土、片岩質の土壌、豊富な日照量、そして昼と夜の著しい気温差があり、暖かくて乾燥しているといった素晴らしいミクロ・クリマのおかげで、伝統的な高級ワイン栽培地として何世紀にもわたり有名です。
フォントディは1968年からマネッティ家族に所有されています。このファミリーはキャンティ地域の伝統的な「テラコッタ」タイルの生産に何世紀にも亘って携わっていました。そしてこの土地への強い愛着と、品質にかける、際立つ情熱により、これまで以上に丹念な畑でのブドウ栽培を行い、パンザノ地域のサンジョヴェーゼに精通し、その潜在性を引き出しています。
フォントディは130ヘクタールにわたりオーガニックの認証を受けています。その内70ヘクタールにブドウが栽培されています。栽培において自然を尊重し、環境を破壊することなく資源を利用ながら維持していく事を大切にしています。化学薬品を使用せず、この土地の潜在力を引き出し、余分なものを外からできるだけ加えないようにしています。環境を大切にするという事は、ブドウやテロワールのより良い純粋な真の表現につながります。醸造と樽での熟成は現代的なワイナリーで行われ、重力を利用できるような、降下型の造りをしている醸造設備で、ワインの個性やエレガンスを引き出すため、ブドウ自体の自然な統合を最も大切にしています。フォントディのすべてのワインは自社畑のブドウのもので、手で収穫され、丹念に選別され、ブドウとテロワールの素晴らしさが最大限に感じられるよう大切に醸造されています。
ブラックベリーの果実、スモークした肉、ミネラルのアロマを持ち、 甘く、暖かくそして包み込むようなフィニッシュに続きます。程よい酸と良質で熟したタンニンを備えています。