シャトー・ド・ピュリニー・モンラッシェは17世紀に建てられた城館です。ナポレオン帝政期には当時ボーヌ市長であったジャン・バティスト・デスドゥアールが所有し、城館を修復。1950年代からブドウ栽培家であり詩人でもあったロラン・テヴナンによって、シャトーのワインは名声を誇りました。その後、シャブリのドメーヌ・ラロッシュの手に渡ります。さらに金融機関の所有後、ヴォルネイのドメーヌ・ド・モンティーユの長男、エティエンヌ・ド・モンティーユが支配人として抜擢されました。
ピュリニー最大の面積を誇る1級畑。斜面上部は雨が降ると、土砂の流亡が激しいことから、「フォール・テール」(狂った土地)が転じて、フォラティエールになったとされます。しかしこのクリマの下部は斜面中腹の絶好の場所に位置し、ミネラルと果実味のバランスに優れた、実に優美な白ワインを生み出します。
ブドウ品種:シャルドネ100%