【ワイナリー】
コート・ドールの西に位置するオート・コート・ド・ニュイは、1961年にAOCの認定を受けた産地です。レウル・ヴェルジが最北端、マニ・レ・ヴィレールが最南端となる20あまりの村の範囲でブドウ畑が広がっています。この一帯は、第一次世界大戦の後にブドウ畑の減少がみられましたが、1950年代からはだんだんと再び評価されるようになりAOC認定へとつながりました。
ドメーヌ・ギィ・シモンはオート・コート・ド・ニュイの南側にあるマレ・レ・フュセ村(Marey-les-Fussey)で10代続く歴史あるドメーヌです。人口60名ほどの小さな村であるマレ・レ・フュセ村は、ニュイ・サン・ジョルジュの西に10kmの位置にあります。
現在は10代目のディディエ氏と妹ミュリエル氏がドメーヌを取り仕切っています。「自分のようにオート・コート・ド・ニュイの畑のみを所有する生産者って珍しいよね」とディディエ氏。
収穫したブドウの半分はブルゴーニュのネゴシアンに桶売りし、残りの半分は自社詰めワインとしています。ワインは赤も白も樽熟成して瓶詰め。「コート・ド・ニュイのワインは密度がありながらもエレガント。そういった指標的なワイン造りを目指している」とディディエ氏。ドメーヌで直接販売をしている他、フランス国内を中心に販売をしています。また、リキュール、クレーム・ド・カシスの生産のためのカシス畑4haも所有しています。
【畑】
ブルゴーニュを南北に通る国道74号線沿いに広がるコート・ドールの風景とは一線を画する、ゆったりとした開けた畑が広がる産地、それがオート・コート・ド・ニュイです。コート・ドールの西側にあり、北はレウル・ヴェルジから南のマニ・レ・ヴィレールまでの20ほどの村々の周りに葡萄畑が広がります。畑が第一次世界大戦以降に葡萄畑が減少しながらも一部の生産者たちの努力により1950年代から徐々に評価を取り戻し、1961年にAOC認定を受けた産地です。
父から譲り受けた畑は当初11ha。一方でこのエリアではクレーム・ド・カシスの生産が盛んで、このドメーヌもカシスの畑を4ha程所有していたが4年前にその畑を売り、さらにオート・コート・ド・ニュイの畑を購入。現在ではオート・コート・ド・ニュイの畑を24haを所有しています。
【醸造】
白の「ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ・シャルドネ」は、1981年に植樹されたシャルドネを中心に使用し、樽発酵、樽熟成をしています。
赤のスタンダードキュヴェの「ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ・ピノ・ノワール」では、収穫後に全体の約10%の枝残し除梗。発酵期間は12℃で約2週間。その後、古樽で約9カ月熟成。
また、長期間の樽熟成をさせた赤の「ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ・フュ・ド・シェーヌ」では、収穫後に全体の約10%の枝を残し除梗。発酵期間は12℃で約2週間。2/3は古樽を、1/3は新樽を使用し約2年間の熟成します。
2018ブルゴーニュ オート コート ド ニュイ フュ ド シェーヌ ギィ シモン
- ブドウ品種
- ピノノワール
- タイプ
- 赤ワイン
- ボディ
- ミディアムボディ
- 味わい
- 落ち着いた果実の香りと優しい口あたり。ふんわりと広がる果実のボリュームに加えて、柔らかなタンニン。クリアなピノ・ノワールの果実はそのままに、樽のニュアンスが心地く感じるミディアムボディの赤ワインです。
- SOLD OUT
2018ブルゴーニュ オート コート ド ニュイ シャルドネ ギィ シモン
- ブドウ品種
- シャルドネ
- タイプ
- 白ワイン
- ボディ
- 辛口
- 味わい
- 樽発酵、樽熟成をしたシャルドネ。穏やかに広がる柑橘系の香りと柔らかな酸。オート・コート・ド・ニュイならではの素朴で優しい味わい。控えめな樽のニュアンスが印象的です。
- SOLD OUT
2020ブルゴーニュ オート コート ド ニュイ ピノノワール ギィ シモン
- ブドウ品種
- ピノノワール
- タイプ
- 赤ワイン
- ボディ
- ミディアムボディ
- 味わい
- 淡い色調とふんわりとした果実。柔らかな酸が果実を綺麗に覆っている味わいは、飲んでいて安心感を覚えます。
- SOLD OUT
2020ブルゴーニュ オート コート ド ニュイ フュ ド シェーヌ ギィ シモン
- ブドウ品種
- ピノノワール
- タイプ
- 赤ワイン
- ボディ
- ミディアムボディ
- 味わい
- 落ち着いた果実の香りと優しい口あたり。ふんわりと広がる果実のボリュームに加えて、柔らかなタンニン。クリアなピノ・ノワールの果実はそのままに、樽のニュアンスが心地く感じるミディアムボディの赤ワインです。
- SOLD OUT