創設者のジャック・セイスはベルギー出身で、ドメーヌ創設の前に2ヴィンテージをブルゴーニュで過ごし、ジェラール・ポテルの元、ドメーヌ・プス・ドールでワイン造りを学びました。その間に、DRCのオベール・ド・ヴィレーヌやアルマン・ルソーのシャルル・ルソーらと親交を深めます。
1968年に4.5haのドメーヌ・グライエを買い取り、自らの名前、ジャックをもじってドメーヌ・デュジャックと名付けました。
現在はジャックの息子、ジェレミーとアレックがそれぞれ醸造と販売を担当し、ドメーヌを実質的に引き継いでいます。
栽培では1987年からリュット・レゾネをとり、2001年からは徐々にビオロジックへと移行。現在はビオディナミ農法を大半の畑で採用しています。
ジャック時代のワイン造りは完全無除梗による全房醸造でしたが、梗が色素を吸収するためワインの色調は比較的淡いながらも香りと味わいはしっかりしていました。ジェレミーになってからはヴィンテージに応じて除梗率を変え、以前よりも色合いはしっかり果実味も充実しています。
デュジャックが所有するエシェゾーの区画はシャン・トラヴェルサン。斜面上部に位置し、繊細なスタイルのエシェゾーを産み出しています。武骨なエシェゾーの少なくない中、デュジャックのようなワインは希少であり、ドメーヌのスタイルを忠実に表しています。
ブドウ品種:ピノノワール100%
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