【ワイナリー】
ジャック フレデリック ミュニエは、1863年に設立されました。1863年に、5代目の現当主フレデリック ミュニエの父親が、フェヴレイ社に貸していた畑を1977年に取り戻してドメーヌになりました。スイスで生まれ、石油関連のエンジニアとして世界を飛び回り、定期便のパイロットとしても活躍していました。父の代まではワイン造りに直接関与せず、これらの畑はすべて他の造り手に貸し出されていました。その契約が85年に切れるのを機に、フレデリックはワインの世界に身を投じる決意を固めたのです。ボーヌの醸造学校でワイン造りの基礎を学び、隣人のクリストフ・ルーミエやヴォルネイのミシェル・ラファルジュに指導を受けました。2004年にこのドメーヌ最大の畑であるニュイ サン ジョルジュ クロ ド ラ マレシャルが戻る際に、シャトー ド シャンボール ミュジニー内のセラーを拡張して立て直したことで生産量がいっきに3倍に激増しました。フェヴレがニュイ サン ジョルジュ クロ ド ラ マレシャルを返却するまでの50年間は、最良のフラッグシップでもありました。
【畑】
ドメーヌが所有する珠玉のクリマは1889年、リキュールメーカーを経営していた曽祖父のフレデリックが、モレ・モンジュ家から購入したもの。
特級は、ミュジニー(1.13ha)とボンヌ・マール(0.36ha)、1級は、シャンボール・ミュジニー1級レザムルーズ(0.53ha)、シャンボール・ミュジニー1級レフュエ(0.7ha)、ニュイ・サン・ジョルジュ1級クロ・ド・ラ・マレシャル(9.55haのモノポール)、ニュイ・サン・ジョルジュ・クロ・ド・ラ・マレシャル・ブラン(0.60ha)、村名は、シャンボル・ミュジニー(1.33ha)とニュイ・サン・ジョルジュ・クロ・デ・フルシュ。
【栽培】
1989年以来、化学肥料や除草剤などを廃止。畑の生態系バランスを重視したほぼ有機栽培といえるリュットレゾネ(減農法)。必要に応じてベト病対策の薬品をわずかにスプレーするのみ。樹齢にあわせて、整枝法もかえるという非常に手間のかかる作業をおこなっています。剪定は、12芽程度を残し、4〜5月に芽かき、1999年からは摘果もおこない、35〜40hl/haを超えないような厳しい収量制限をしています。完熟をもとめて、ぎりぎりまで収穫をまち、きわめて厳しい選果をおこないます。
【醸造】
2002年から振動式選果台を導入しています。90年代初めまでは、30〜40%の果梗を残しましたが、その後は100%除梗にかわりました。発酵は15℃で開始し、天然酵母のため発酵開始までの2〜3日が低温浸漬にあたります。破砕されない顆粒が多いため、発酵はゆっくりと進み、タンニンは細かくなります。18日程度の浸漬期間中の最高温度は34℃を超えないようにしています。新樽率は、次第に減ってどのアペラシオンでも15〜20%と比較的少なめ。18ヶ月の樽熟成の間に1回だけ澱引きし、無清澄、無濾過で瓶詰めをおこないます。このような造りから、さほど色の濃度は抑えられ、口当たり柔らかく、シルキーな喉越しのワインが生まれます。
2014ニュイ サン ジョルジュ プルミエ クリュクロ ド ラ マレシャル ジャック フレデリック ミュニエ
- ブドウ品種
- ピノノワール
- タイプ
- 赤ワイン
- ボディ
- ミディアムボディ
- 味わい
- ラズベリーの果実香に、スミレのようなフローラルさが加わります。タンニンはしなやかでエレガントにまとまり、長い余韻へと続きます。
- SOLD OUT
2017ニュイ サン ジョルジュ プルミエ クリュクロ ド ラ マレシャル ジャック フレデリック ミュニエ
- ブドウ品種
- ピノノワール
- タイプ
- 赤ワイン
- ボディ
- ミディアムボディ
- 味わい
- ラズベリーの果実香に、スミレのようなフローラルさが加わります。タンニンはしなやかでエレガントにまとまり、長い余韻へと続きます。
- SOLD OUT
2019ニュイ サン ジョルジュ プルミエ クリュクロ ド ラ マレシャル ジャック フレデリック ミュニエ
- ブドウ品種
- ピノノワール
- タイプ
- 赤ワイン
- ボディ
- ミディアムボディ
- 味わい
- ラズベリーの果実香に、スミレのようなフローラルさが加わります。タンニンはしなやかでエレガントにまとまり、長い余韻へと続きます。
- SOLD OUT