山崎ワイナリー(YAMAZAKI WINERY)
ワイナリーについて
山崎ワイナリー(YAMAZAKI WINERY)は北海道の三笠市達布地域に2002年に設立しました。 当主の和幸さんは、この地で代々畑作を営んできた農家の3代目です。 現在は、4代目の長男良一亮一さんは醸造責任者、次男太地さんは栽培と営業窓口を、長女あかりさんと妻の國子さんは直売所を担当。父の和幸さんは代表者であり畑とワイナリーの総管理者です。 現在、生産するブドウの品種はケルナー、シャルドネ、メルロ、ピノ・ノワールを主に合計12種類です。 ワイナリーオープン当初から、ドイツとフランス系品種のブドウ栽培に積極的に取り組んできました。 山崎ワイナリー(YAMAZAKI WINERY)ボトルボトルの形状はブルゴーニュサイズ。家族がひとつになってブトウを栽培し、醸造と試飲施設を運営しています。 5人それぞれの指でつくった花弁がかたどるモチーフがデザインされたエチケットからも家族のきずながうかがえます。 当主である和幸さんは、政府の農地調整政策や農協中心の農業組織に疑問を持ち始め、農家の自立を模索していた時に、農業視察で訪れたニュージーランドでワイン造りに興味をもちました。 農地を増やして経営規模を大きくし、ファームインを建てるなど地域の人たちと交流するなかで、当時、新潟でワイナリー「カーブ・ドッチ」を経営していた落希一郎さんと出会います。落さんは、北海道ワインの創設時に携わり、ドイツの国立ワイン学校で学び、三笠近隣の鶴沼でのブドウ栽培にも精通していました。 和幸さんは、ここ三笠の土地がブドウ栽培に向いているだろうという落さんのアドバイスを受けてワイナリー経営を決意しました。 山崎ワイナリー(YAMAZAKI WINERY)シンボル しかし、ワイナリー立ち上げに情熱を注ぐ一方で、醸造免許の取得はなかなかうまくいきませんでした。道産ワインへの需要に対して対応が冷たい行政との交渉は難航する中、1998年に家族で最初のブドウを植えました。 その4年後に念願の醸造免許を取得。醸造所建設のために銀行から融資を受けられることも決まり、工場や直売所の設備の目途がつき始め、2002年から最初の仕込みをスタートさせました。 フランスでは当たり前のように見られる「ドメーヌタイプ」のワイナリーは、当時の日 本では珍しくおそらく1、2軒程度。すべて自分で育てたブドウで賄うことはそれだけリスクが高く、ほとんどありませんでした。 農家の和幸さんにとって、ブドウを買ってくるなど思いもよらず、自分が育てたブドウだけでワイン造りをするのは当然のことと考えていました。 しかし、天候が悪くて、ブドウの品質に納得がいかなくても、予想していたほどブドウがとれなくても受け入れるしかありません。そのリスクを軽減するために、品種選びには慎重におこないました。山崎ワイナリー(YAMAZAKI WINERY)ブドウ 1998年、本格的な栽培を開始する前に冷涼な三笠市でも完熟するブドウを探して、10品種の試験栽培をおこないました。 その結果、バッカス、ピノ・グリ、リースリング、シャルドネ、メルロ、ピノ・ノワール、シュペートブルグンダーの7つの品種が選ばれました。 現在はこれにソーヴィニヨン・ブランが加わっています。 最初に仕込んだフランス系品種ピノ・ノワールは、当時、日本では難しいとされていた品種ですが、和幸さんのピノ・ノワールは、専門家たちににも驚かれるほどの出来となりました。 このことで、寒冷地である北国の大地でピノ・ノワールを育てることができるというあらたな可能性を見いだすことになりました。 山崎ワイナリー(YAMAZAKI WINERY)巣箱 そして、ピノ・ノワールをさらに追求したワイン造りを手がけたいという和幸さんのワイナリー開業時からの思いは、2人の息子がしっかりと受け継ぎ支えています。 ワイナリー改修の際にでた廃材で、巣箱を作り畑のあちらこちらに設置されていました。
畑
石狩平野を一望する三笠市達布をの展望台をのぼる途中の右手のなだらかな丘に、山崎ワイナリー(YAMAZAKI WINERY)のブドウ畑がひろがっています。夏になると樹齢10年を超える緑鮮やかなブドウの葉が脈々と成長します。
垣根の柱樹にはブドウの品種が英語で表記され、海外のワイナリーを連想させるような景観が広がります。
冬は2メートルの積雪ももある豪雪地帯で、特徴的なミネラルと冷涼感のあるワイン造りを目指しています。
ブドウ作付け面積:12ha
北海道三笠市達布807番地、
北海道三笠市達布791-22番地
品種
ワイナリーオープン当初から、ドイツとフランス系品種の栽培を積極的に取り組んできました。
ボトル形状はブルゴーニュサイズ。エチケットは、シンプルでありながら家族5人の指紋を花にみたててデザインされています。
1枚の畑の7種類の土壌が並ぶユニークな地層から生み出されるピノ・ノワールは繊細かつ複雑で人気があります。現場仕事を担う長男の亮一さんと次男の太地さんがポテンシャルがあると実感にしているのはシャルドネ。毎年糖度は十分上がり、豊かな酸もうまくコントロールすれば、メリットになりえると太鼓判。
ソーヴィニヨン・ブランやピノ・グリも豊かな香りを保ちながら熟した味わいがたのしめます。
この地は道内でも最も古いジュラ紀の地層で、化石も多く出土すそうです。
豪雪地帯でのブドウ栽培は独特で、雪を利用してブドウの木をあたため、低めに仕立てています。
ブドウにとって最も大事な水はけ対策として、暗渠を設置しています。
南斜面にはおもにバッカス、ツヴァイゲルト、ソーヴィニヨン・ブラン、ピノ・ノワールが、 北斜面にはピノ・ノワール、バッカスが、奥が森の西斜面にはソーヴィニヨン・ブランが植わっています。
BACHHUS バッカス(1998年~)
KERNER ケルナー(2000年~)
PINOT GRIS ピノ・グリ(2010年~)
SAUVIGNON BLANC ソーヴィニヨン・ブラン(2009年~)
CHARDONNAY シャルドネ(2003年~)
RIESLING リースリング(2012年~)
DORNFELDER ドルンフェルダー(1998年~)
ZWEIGELT ツヴァイゲルト(2000年~)
MERLOT メルロ(2003年~)
PINOT NOIR ピノ・ノワール(1998年~)
※自社圃場で栽培した葡萄のみを使用しています。
栽培
農家として長年の経験を持つブドウ栽培には随所にこだわりが見られます。垣根仕立てのブドウはキャノピーを面で捉え、新梢の数をかなり多くだしてから必要に応じて減らしていくことで樹勢をコントロールしています。 農薬は最小限しか使用しませんが、「有機栽培でであること」や「野生酵母を使うこと」を標榜するのではなく、ただ上質なワインを造ることに主眼を置き、そのために必要な選択をするというスタイルです。 6月には蝦夷梅雨で実が落ちたり、遅霜の危険もあります。 また、カビやベト病も多く、8~9月には台風や雹も降り、さらには鳥による食害といった問題も抱えています。 しかし、除草剤や化学肥料は一切使用しないという強いこだわりをもっています。
醸造
ワイナリーの立ち上げから数年間は、東京の醸造コンサルタントに指導を仰ぎ、長男の亮一さんが東京農業大学応用生物学部醸造科学科を卒業すると、醸造も含めて親子ですべてをこなすようになります。 醸造設備はコンパクトで機能的に設計されており、大量生産はせず、丁寧に質の高いものをつくることを第一に心がけけています。 酵母は、培養酵母と野性酵母を必要に応じて使い分けています。 瓶、キャップシール、樽はフランスから輸入し、樽(新樽、古樽)は、年によって使い分けています。
地域貢献
ワイナリーを自社のワインビジネスだけでなく、地域振興のハブとなるよう発展させることを理念にしています。 日本のワイナリーは畑の作業にボランティアの手を借りることが多いですが、山崎ワイナリー(YAMAZAKI WINERY)では、地元在住の人を積極的に雇用しています。 雇用という形態をとることで、きっちりと技術を習得してもらい、彼らが将来ブドウ農家やワイン生産者として独立したとしても、また、ワインとは別の道に入ったとしても、その経験と技術を生かしてもらうことが狙いです。 また、ブドウは自社のもの(地元のブドウ)だけを使い、文房具ひとつに至るまで地元の企業を使うほど、地元への貢献を徹底しています。ワイナリーで仕事を創り出し、地元の経済を回す。つまり「農村」の機能を確立するという方針です。 ワイナリーを訪れた方たちが情報交流できて、楽しめるようなスペースも展開していきたいという夢をもっています。
2023メルロ 山崎ワイナリー(YAMAZAKI WINERY)
ブドウ品種:メルロー
タイプ:赤ワイン
紫や黒の濃い色調。プルーンやプラムなどの黒系果実の落ち着いた香り。柔らかく膨らみのある果実味。きれいなタンニンと冷涼な栽培地を感じられる余韻のメルロ。
4,400 円(税込)
2024ソーヴィニヨンブラン 山崎ワイナリー(YAMAZAKI WINERY)
ブドウ品種:ソーヴィニヨンブラン
タイプ:白ワイン
グリーンがかった色調。凛とした柑橘系果実や果皮のフレッシュで爽快な香り。グレープフルーツやレモンの弾ける果実の味わい。葡萄の力強さを感じられるソーヴィニヨンブラン。
4,500 円(税込)
2023ピノグリ 紺 山崎ワイナリー(YAMAZAKI WINERY)
ブドウ品種:ピノグリ
タイプ:白ワイン
輝きのある黄色がかった色調。よく熟したトロピカルフルーツやマンゴーの香り。 南国フルーツを感じさせる重厚な果実味。 北国でゆっくりと熟したピノグリ。
4,500 円(税込)
2024シャルドネ 山崎ワイナリー(YAMAZAKI WINERY)
ブドウ品種:シャルドネ
タイプ:白ワイン
グリーンがかった色調。柑橘系果実の花の爽やかな香りと、鉱物を思わせる硬質な香り。よく熟した真っ直ぐな果実味と、厚みのある余韻が伸びるシャルドネ。ソーヴィニヨンブランを少しブレンド。
4,100 円(税込)
2024ピノグリ 山崎ワイナリー(YAMAZAKI WINERY)
ブドウ品種:ピノグリ
タイプ:白ワイン
輝きのある黄色がかった色調。よく熟したトロピカルフルーツやマンゴーの香り。南国フルーツを連想させる重厚な果実味。品種特有の味わい産地特有の味わいが調和したピノグリ。
4,500 円(税込)
2024ソーヴィニヨンブラン フォレスト 山崎ワイナリー(YAMAZAKI WINERY)
ブドウ品種:ソーヴィニヨンブラン
タイプ:白ワイン
麦わらのような色調。柑橘系果実や南国系果実の複雑で濃厚な香り。よく熟したコクのある果実味と複雑な余韻。空知の夕日を浴びて熟したソーヴィニヨンブラン。
5,960 円(税込)